夏休暇2015 ~ぼっち海外リゾート後編~
新年明けましておめでとうございます!
相変わらずの低更新頻度ぶりですが本年も宜しくお願い致します。
夏休暇の後編を放置していた間はRhodanthe*New Year Concertに参加していたりしました。その辺はまた別の機会に語ることとして夏休暇後編を締めていこうと思います。
それでは以下続きより
THE リゾート(屋内)
翌朝はレインシャワーを浴びた後にダイニングでアメリカン。
その後は旅行初日にCTSで仕入れたとあるブツと共に宴を開始!
何処へ行くでもなくヴィラに引き篭もってボーッとする贅沢さに酔いしれる(笑)
夕食はヴィラでディナーをオーダー。何故かテーブルクロスを二人分敷き始めたスタッフの自然な動きとその後の勘違いに気付いてからの謝罪にはここがソロ専用の場所でないことに改めて気付かされる(笑)
異変と無事出国
翌朝、この日はバリ島を発つ日であったが食欲が全くないことに違和感を覚える。実は前日のディナーの終盤から胃もたれの様な感覚はあったのだが気のせいかと思っていた。AM9:00に朝食をリクエストしていたが食欲の『し』の字も出ない状態でパッキングし始める。AM10:00過ぎにレセプションへ行き体温計を借りようと試みるもこのヴィラには無いと言われてしまう。普段であれば大衆薬と体温計は必ず持参しているのだが今回の旅行に限って忘れてきてしまった。その為、ネットで近くの病院を調べてそこまでタクシーで行く旨を伝えると我々が送り届けるとサジェストしてきたのだ。割とふらふらしていたのでその好意に甘えるもののきっかり100,000IDRを事前請求されてしまい思わずシニカルな笑みを浮かべてしまう(笑)
ここはリゾート地というわけだ・・・。
※送り届けるヴィラのスタッフの話が壊滅的に面白く無いので黒澤明disか?と一人ツッコミ
バリ島のほすぴたる
無事に病院まで送ってもらうとヴィラのスタッフが病院の受付まで連れ添ってインドネシア語で説明をしてくれた。スーツケースは車の中に置いていたのだが待合室で待ってるというので悪いね~と労うも、まーいい加減だった(後述)。
病院の待合室で待つこと10分、名前を呼ばれてベテランっぽいオバちゃん看護師さんの元へ。廊下で何処が悪いんだ?と聞いてくるので食欲不振、やや微熱、それだけっと答えると体温、脈拍を計られて診察室へ通される。総合病院ということもあってエレベーターで診察室まで行く傍らオバちゃんから「遊びすぎて疲れたんじゃないの?」と言われたので「うん、なんかそんな気がしてきた(適当)」なんてゲラゲラ笑いながら向かう。
到着した診察室ではキレイな女医さん(重要)が対応してくれた。
女医さん「ハ~イ、どうしたの?」
ぼく「今朝から食欲が無くて何かふらっとする感覚があるの。因みにヴィラでうたた寝をしてた時に蚊に刺されたからデング熱なんじゃないかと不安なんです。」
女医さん「デング熱?吐いた?下痢は?」
ぼく「ううん、全然。熱は37℃。」
女医さん「デング熱ならそんな程度で済まないから安心しなさい。水が合わなかったり疲れが出たんでしょう。ビタミン剤と解熱剤を出しとくからこれ飲んで大人しくてしてなさい。」
ぼく「あ、はい。」
女医さんからはスポーツドリンクも飲むように言われて診察終了。病は気からというもので診察終了後に段々と気分が良くなってきた。そして受付のある待合室へ戻ると件のヴィラのスタッフが居ない!(笑)
まーーーたインドネシアクオリティを味わうが先に診療代と薬代を支払い、受付にヴィラへ電話してもらう。やり取りをしてもらうと受付のお兄ちゃんが「あの、ここまで送り届ける話となっていたようですよ?」と言ってくるので、「それは理解しているが彼にスーツケースを預けている。ここで診察終了まで待っていると言っていたんです。」と説明してもらうと漸くヴィラのスタッフ側に話が通じたのだ。
30分近く待つとミスったスタッフではなくて別のスタッフ(若い兄ちゃん)がやってきた。ニコニコしながらも申し訳なさそうに、送り届けたスタッフが勘違いしていたと説明してきた。別にこの若い兄ちゃんがしくった訳でもないし、バリ島滞在4日目にもなればインドネシアクオリティにも慣れたもんだ。態々戻しに来てくれたのでお礼を言ってタクシーを呼ぼうとすると彼から空港まで送りますよと言ってきた。病人状態でも金をせびられたことに半分疑心暗鬼だった私は丁寧に断るものの本当に申し訳なさそうに頼むのでお願いすることにした。
空港までの道中は他愛もない話をした。若いと思っただけあって彼とは年齢も2つしか違わなかった。ところがヴィラの宿泊者とそこで働く(彼も含めた)人たちとでは色々と経済的な面では乖離があるように感じた。この島へやって来た時にオーストラリア人が多いと思っていたが、実際にこのヴィラもオーストラリアやマレーシア、シンガポールといった英語圏(マレーシアは現在準公用語ではあるが)のそこそこゆとりのある人たちをターゲットに設定しているらしく、彼のように多くのインドネシア人はこのようなヴィラに連泊することは厳しいようだ。その為か日本人である自分が珍しかったようで、日本についても話をしてみた。ところが興味はあるものの彼が日本へ旅行するには今の賃金ではかなり働いて貯金しないと難しいと言われてしまいなんとも言えない気持ちになった。シビアな話をしていたせいかバリ島のチップについても聞かれたので正直に高いことと日本ではチップの概念が存在しない(サービス料込)ために馴染みのない人が大多数派だと伝えると彼も苦笑いしていた。バリ島の素敵な景色(自分は半径2キロ圏内しか出歩いていない)を求めて訪れる大勢の観光客と実際に暮らす島民とではズレが大きいのだと実感した。
最後にチップを渡そうと打診するも遠慮されてしまった。図らずも自分の意図していることが伝わったのかそうでないのか今となってはわからない・・・。