Moonlabor

社畜のグラフィティ

きんモザ聖地巡礼とアイルランド飲み歩き①

どうもご無沙汰しております。


久しぶりに現実逃避の記事!


これは春休暇を利用してイギリスにてきんいろモザイク』の聖地を巡り、お隣の島アイルランドでダラダラとビールを飲み歩いてきたしょうもない社畜の備忘録である。

そのため先人の巡礼者の方々のような硬派な記事ではありません。内容は憂さ晴らし記とでも思ってほしいところである。また未成年者の方がどういうわけかこのブログに辿り着いた場合は"こんな大人"になってはいけないという反面教師の意味合いで受け止めてもらえると多少の意義は残せそうだ。

それでは以下続きより。

現実逃避1日目

昨秋の秋休暇以来である羽田空港国際線ターミナルへ到着。

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今回も出発はBA8便を利用する行程を組んだので早めにLカウンターへ。
私が昨秋どんな体験をしたか気になる人は過去記事を参照して頂きたい。

minacii.hatenablog.com

既にWebチェックインを済ませていたので後はスーツケースをボッシュートするだけ。
時間も結構あったので改装が完了したカードラウンジ、『SKY LOUNGE』へ行ってみる。

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正直言って場所が分かりにくいところにあるためか人が少ないけどそれだけ。ここの残念ポイントはいちいち空席状況を無線で飛ばしてやり取りしていること。ラウンジなのに周りをバタバタ歩き回られては気が散るし落ち着かない。そもそもカードラウンジに静寂性を求めるのは間違いなのだろうが・・・。

因みにアルコール、軽食は全て有料である(^o^)b

そんなこんなしている内に搭乗時間へ。

BAは羽田便、成田便共にB777の機材を充てている。エアバスワイドボディ機であるA380は香港に就航しているのに日本に就航していないのは金払いが悪いからだろうか(笑)

機中でのアルコールはハイネケン、タイガー、ジントニックと控えめ。

ぼっち旅行者なので安定の通路側をアサインし、お隣に気を遣わずに快適なフライトとなった。
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約12時間のフライトを経て無事にオンタイムでランディング。

ただいまイギリス糞空港ヒースロー空港(以下LHR)!

昨年10月以来だが本当にこの空港は嫌いだ。
私がこの空港を親の仇のように毛嫌いする理由は一つである。

それは保安検査の煩わしさだ。
イギリス、もとよりロンドンはテロが発生した国である。ここでいうテロは2005年に起きたロンドン市内の同時爆破テロのことである。

そんな経緯もあってかこのLHRはテロ対策という名目で徹底的にセキュリティチェックを行う。到着客に関してはセキュリティチェックを行わないが乗継客は例外なくセキュリティチェックを行う。出発の空港で検査済みなのだから態々時間を割く必要なんて無いであろう。

極めつけはレディーファースト()を強いることだ。

セキュリティチェックは世界各国から乗り継ぐ利用者とここLHRから出発する利用者が一緒のゾーンで行う。無論セキュリティチェックの箇所はそこらの国際空港の比ではないほど用意されている。しかしながら上述の通り至る所から利用者が訪れるので結果呆れるほどの待ち時間が発生する。上級クラスやマイレージ上級会員向けのファストレーンでさえ同様に待ち時間が発生するのもお笑い草である。

そんな待ち時間でイライラしている人も多い中でレディーファースト()の登場だ。これはセキュリティチェックの担当者が例えば列(queue)の中に女性(お年寄り含む)がいると気付くと次が自分の番でも件の女性が先に優先して案内されるのだ。

はっきりいって糞みたいな制度だ。

こういう書き方をすると筆者の人格障害ぶりを疑われるだろうがよくよく考えて頂きたい。セキュリティチェックは利用者自身と手荷物に危険物が紛れていないかどうかの検査だ。それを行うことに老若男女の差が必要なのだろうか。イギリスはレディーファーストの国であることは言うまでもないし、無論私も郷に入れば郷に従えの精神に則りエレベーターで優先して先に降りてもらったり譲り合いの精神は持ち合わせているつもりだ。ところがイギリスという国に訪れる度に、こと列(queue)だけは理解の及ばないレディーファースト()が発生する。こういう些細な場面からイギリス人は列を作るのが好きな国民と言われるのだろうが、その根底にはこうした制度が今も根強く残っているからではないかと考えてしまう。文化人類学者からしたら浅はかな考えだと一蹴されるのだろうが一度でも体験すれば嫌でもこういう考え方になるであろう。

すっかり旅行話から逸れてしまった。

今回は乗継ではなくイギリスへ入国するのでセキュリティチェックは当然スルーとなる。LHRターミナル5Aへ向けてトランジットトレインに乗り込みそのまま入国審査場へ進んでいく。
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入国審査自体は20秒程度で終わり(待ち時間を除く)バゲッジクレームでスーツケースを回収しthreeのプリペイドSIMを認証する作業に。この作業もそれほど時間は掛からず無事にイギリスでの4G(3G)ネット環境を構築した。

そしてこの日の宿はパディントン(Paddington)駅の最寄りに取っていたのでロンドン地下鉄(TUBE)でゆっくり向かうところを愛想の良いおっさんが道案内をすると話しかけてくる。明らかに胡散臭いと思い「いくらだ?」と問いただすと「切符代はいらないから気にしないでくれ。日本に住んでたから日本人には優しくしたいんだ。」などと言ってくるので調子に乗ってお願いすることにした(ドアホ)

そして雑談をしつつパディントン駅へ到着してそこからホテル前へ到着すると「100£のチップをくれ!」と言ってくるのだ(笑)
むろんそんな現金を渡す必要は無いので頑なに拒否をするもののそれまでの愛想の良さは何処へ必死なのだ。ここで警察を呼ぶ手もあったが宿屋の場所は知られている上にナニをされるか分かったものではない。少額のキャッシュで手を打たせたがくれぐれもLHRを訪れる旅行者はこういう輩に引っかからないで頂きたい。どんな国でも相手から話しかけてくる人間は相手にしないのが鉄則であるという良い勉強代になった。


気を取り直して宿屋でチェックインを済ませて荷物を預けて『The Pride of Paddington』にてフィッシュアンドチップスを口にする。
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量が非常に多くTraditionalのフィッシュアンドチップスの名は伊達ではなかった。お腹をビールとお芋で満たしたまま宿屋へ戻り眠りへとつく・・・。

現実逃避2日目

翌朝気持ちの良い目覚めと共にイングリッシュブレックファストを頂く。
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朝食後は目的地であるチッペナム(Chippenham)駅へ向かうためにパディントン駅へ。今回コッツウォルズ地方は1泊2日で翌日にはロンドンへ戻ってくる行程であった。そのためスーツケースは預けることに決めていた。パディントン駅の荷物預り所は分り易い場所にあるが料金は割高である。丸一日預けると15£かかるので私のような短期的な利用者以外は計画的に利用すると良いだろう。因みに預ける際も危険物が無いかどうか、誰かに荷物を開けられてないか(触れられていないか)などの質問事項を口頭で受ける(笑)
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荷物を預けた後に既にネットで予約していた切符を発券してプラットホームへ。

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珍しく定刻通りに発車して列車はチッペナム駅へ向かい約1時間半程で到着。
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時刻はおおよそ午前10時30分。
この日は日曜日のためバスの運行は終日運休であったが前もって調べていたのでタクシーを利用して目的地であるFosse Farmhouseへ行く予定であった。ところが駅前にはタクシーが1台も見当たらないので呼ぶかどうか考えたもののまだチェックインまで時間があった。そこで歩いていけるんじゃないか?というとんでもない発想が浮かび実行することになったのだがこれがどういうことを意味していたのかは次回のポストのお楽しみ・・・。


きんモザ聖地巡礼アイルランド飲み歩き②へ続く